ところざわ犬猫支援の会の看板猫(太郎)ちゃんが旅立ちました。

2013/05/29

そのまま転載しました。

当会シェルターの看板猫(太郎)が旅立ちました

当会シェルターの看板猫(全盲:眼球摘出)の
太郎くんです。
シェルターにお越し下さった方であれば、
ご存知かと思います。

シェルター開設して、間もなく保護され、当会で面倒みさせてもらっている子です。
保護当初は、シェルターで他の猫たちと一緒に生活できるか心配されましたが、
杞憂でした。
物の配置を把握して、高い場所への昇り降りも難なくできるようになり、
問題ありませんでした。

シェルターに入ると、いつも真っ先に出てきて、お迎えしてくれ、足元に擦り寄って
きてくれる子でした。
この子がこれまでたくさんの猫たちをシェルターで受け入れ見守って、
そして里子へ送り出していきました。

近所の猫専門店の新作猫パーカーのモデルもさせてもらったこともありました。

腎臓疾患で、半年前頃から痩せてきて、1週間前からは食べることもできなくなりました。
それでも、シェルターに行くと、衰える力を振りしぼって、お出迎えしてくれていました。
膝の上に乗るのが好きで、抱っこされるまでずっとついてくる状態でした。

月24日18時57分、静かに息を引き取り、旅立っていきました。

よくシェルターに出入りされていた方にも見送っていただき、
白ユリペットセレモニーさんにお世話になりました。皆さんで、その死を悲しみ、尊みました。

太郎くんほど、多くの方々に愛された猫はいませんでした。
これまで、太郎くんを可愛がって下さった皆さん、本当にありがとうございましたm(__)m

すべての生物は、生まれた瞬間から死に向かって生かされています。
価値があるから生きるのではなく、生き抜くことにこそ価値がある。
死と向き合うことで、より生きることへの執着が増大するものです。今回も、猫さんにいろいろなことを教わりましたm(__)m
そして、いつの日か、優しい魂の太郎くんとまた会えると信じています。