リュウちゃんをおくって

2012/05/30

この方のお住まいはとても広く、うちネコさんも数匹、そして外ネコさんも沢山お世話されています。
今回のリュウちゃんは、まだ6才と若かったのですが亡くなった原因は腎不全だったようでした。
ある年の、ある頃、庭先にキジ母さんと、お父さんネコがやってきたそうです。キジ母さんは一目で
妊娠していることがわかったと言われていました。そのお腹から出てきたのがリュウちゃんで一人っ子。
金色の目をした性格のいい、5kほどの立派な雄ネコに成長して何かと楽しませてくれました。抱っこが大好きで、奥さんのひざの上によく乗ってきたとも・・・ ひと月半ほど前(3/30)に急にやせて来たため、動物病院に行ったら腎不全の診断がくだされ治療が始まりました。この奥さんは、病気のネコさんを何度も手当てしている経験を持っています。首のところに皮下補液を一日おきに注射針で入れ、血管拡張剤を一日一粒、活性炭を三粒のませてる。そんなお世話を続けたのですが病には勝てなかったようです。
リュウちゃんのお母さんネコは四ヶ月の間隔て子供を産み続けるため、マタタビで誘って捕獲し、避妊手術をしたためその後の子ネコはいないようです。
「病気したネコさんや、捨てられたネコさんたちが不思議と集まってくるので、お世話する数はあまり減りません」と笑って聞かせてくださいました。

リュウちゃんは奥さんに、どんなにか感謝して逝かれたことか・・・尊い行為に胸打たる思いでした。