“元気”をおくって

2011/03/12

お付き合いしていた獣医さんのところで、子宮脱のチンチラのお母さんから七匹の子猫が生まれました。
二匹は死産のようでした。 獣医さんは猫好きの私たちに「この子猫たちの里親を探せないだろうか?」と相談を持ちかけてきました。 先生は高齢で、とても五匹もの面倒をみられないと困惑しきっていました。
“生まれてきた子猫には罪はない”と、勢いでもって、わが家で全部引き取りました。
それからがさあー大変!! 母と私が交代で五匹の子猫のお母さんを・・・ 二時間おきにミルクを与え一ヶ月は二人とも布団の中には寝られませんでした。
懸 命な世話の甲斐もなく途中一匹が天国へいきました。 残りの四匹は健やかに成長して気がつけは゛十四才になっていました。その中の一番弱かった男の子には 絶対に生き抜いて欲しいとの思いを込めて“元気”と名づけました。人に抱かれることが大好きで甘え上手な“元気”は盛んなときは六㌔以上になって堂々たる 風格だったんです。 いっぱいの思い出を残して春の足音を聞きながら遠い処に旅立っていきました。 “元気”から教わることが随分ありました。そして沢山 の幸せと笑顔をもらいました。
“元気”のことは、いつまでも忘れないでしょう・・・さようなら さようなら!!