ノラちゃん 伝えてくれてありがとう
わが家の愛猫 マロンちゃんを亡くしてから丁度一年になりました。 数々の思い出をいっぱい残して逝ってしまったあの子のお骨を、この度、パウダーにして、いつもマロンがねていた 日当たりの良い場所の窓の外にあるキンカンの下に埋葬てあげて、樹木葬としマロンの木・・・としようと決めました。 甘えん坊で、だっこ大好き、日向ぼっこ大好きな“キジ白”の猫でした。 家の中を自由に動き回り、陽のある時間は床の上で気持ちよさそうに昼寝? それ以外のときは、マッサージチェアの上がお気に入り場所で そこに良く寝ていました。 マロンの親は、片方が外猫だったようで、そのDNAがそうさせたのか よく脱走して私を困らせました。 ほんのチョッとのスキを見て 外に飛び出し、本当に嬉しそうに畑を駆け回る マロンの姿を見ると、こちらも苦笑いしながらも見とれていました。 18才で亡くなるまでに 何度もこんな事がありましたが、裏のサッシを少し開けておくと、帰って来ていました。 そうそう、こんな事もありました。 この時も脱走して、畑を思いっ切り駆け回っていました。しばらくすると 凄い勢いで家に飛び込んできました。 まっしぐらに 自分の トイレにすっ飛んで行きました! 「あらっ この子ったら外でトイレする事を知らなかったのかしら・・・!?」 (さすがは女の子だ、とママの躾の立派さに感心しました) そして いつまでも忘れられない 極め付けはこんな出来事でした。あの子が何才くらいの頃のことだったでしょうか・・・ やはりマロンが脱走してしまいました。 待っても 待っても帰ってきません。 夜になって 主人が仕事から戻っても、マロンの姿はありません。 事情を知った主人が「探しに行こう!」と言ってくれました。一緒に、まさかこんな所までは?? と思える所まで懐中電灯を頼りに探し回りました。 街灯の灯りで照らされたきれいな「ゴミ収集所」があり、そこに ノラ猫が一匹いました。 これ程 探しても見つからないマロン・・・。 私は藁にもすがる思いで、そのノラさんに「家のマロンを探しているの! もし 会ったらママが心配しているから帰るように伝えてね」ってお願いしました。 そしたら な なんと その翌日、マロンが帰ってきました。 私は、あのノラさんが伝えてくれたものと思っております。 でも 他人にこんな事を話したら、きっと・・・・・・ 恐らく頭を疑われそうで、いままで誰にも話せませんでした。 しかし この頃、 一人でも共感してくれる人がいれば嬉い・・・ また、誰か同じような経験をお持ちの方でもいたら、と思い話してみる気になりました。
令和3年1月19日 所沢市 マロンちゃんのママ